チアズシュタルク（1999年生、母チアズフラワー）

チアズシュタルク（1999年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時13歳）と交配したチアズフラワーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。2002年の毎日杯(G3)に勝利した他、2002年の共同通信杯(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

12月2日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったローマンエンパイアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアッパレアッパレを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったタニノギムレットにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンヴァレーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って重賞ウィナーの称号を奪取した。

3月23日、中6週で迎えた5戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイタクフラッグを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手にした。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦3勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

4歳（2003年）

1月26日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦3勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。