キヌガサキングオー（1994年生、母フレンチラベンダー）

キヌガサキングオー（1994年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のデュラブ（当時12歳）と交配したフレンチラベンダーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）西田牧場。戦績は、地方37戦10勝2着8回。1997年の新緑賞(地方重賞)に勝利した他、1998年、1999年とローレル争覇（P）(一般ハンデ)で2回3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原定弘厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1996年）

10月24日、デビュー戦は原洋順騎手を鞍上に据えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったルックザチャンスから2馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（笠松ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で原洋順騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったハカタギャルから1馬身半差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のハイベストボーイに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

1月1日、中5週で迎えた4戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のキンカエブロスに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

1月26日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のメイホウワッスルに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月20日、中3週で迎えた6戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の梅花特別イ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイホウワッスルに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月1日、中5週で迎えた7戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシンプウライデンに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

5月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月2日、中8週で迎えた9戦目は、3歳G3の名古屋優駿（名古屋ダート1900m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた10戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニスプリンターに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は仙道光男騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中3週で迎えた13戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた14戦目は、師走特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーホウケンジに4馬身の差をつけて制した。

4歳（1998年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、元旦特別（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1 B2（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1 B2（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のワイドハンターに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中3週で迎えた18戦目は、弥生特別（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で仙道光男騎手（7戦3勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイエイツートップから2馬身半差の2着となった。

4月7日、中3週で迎えた19戦目は、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で仙道光男騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルイスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた20戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で仙道光男騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で仙道光男騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のギフショウグンに3馬身の差をつけて9勝目を手に入れた。

10月19日、中1週で迎えた23戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したマジックリボンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月23日、中4週で迎えた24戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマジックリボンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1999年）

1月15日、中2週で迎えた26戦目は、白銀争覇（P）（笠松ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったセイエイツートップに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中3週で迎えた27戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクセスに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月28日、中2週で迎えた28戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのローレル争覇（P）（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（9戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（10戦5勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったロングリリーフに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7歳（2001年）

1月23日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた33戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた35戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた36戦目は、一般B（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた37戦目は、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。