エイトワン（2020年生、母Banree）
Eight Wan
2020.02.27
エイトワン（2020年2月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「末広がりの八+犬の鳴き声。八回吠える」。毛色は鹿毛。種牡馬のCity of Light（当時6歳）と交配したBanreeが8歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2023年のエイプリルフラワー賞。
経歴
デビュー前
森秀行厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
9月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。
10月2日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。
3歳（2023年）
4月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエイプリルフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウィルフォルティスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
6月6日、中8週で迎えた4戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート2000m 雨/重）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
4歳（2024年）
2月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。
3月7日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、フレンドリービット特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のリアルミーをクビ差振り切って2勝目を奪取した。
4月7日、中3週で迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。
4月21日、中1週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。
6月22日、中8週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの京極特別（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。
10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、秋風特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、マンノライトニングに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
10月18日、中1週で迎えた11戦目は、秋晴れ特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライトファントムを豪快な末脚で半馬身差し切って制した。
11月13日、中3週で迎えた12戦目は、干し柿特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑慧悟騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、リトルパイングッドにアタマ差交わされて2着に甘んじた。