パープルヘイロー（2010年生、母ヤクソク）

パープルヘイロー（2010年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時13歳）と交配したヤクソクが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）道見牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般B2二。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月9日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつつじ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

5月28日、中4週で迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

7月27日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた7戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルシャインに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のルルドバシリカに1馬身半の差をつけて制した。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のラストキャスケードに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエンジェルヴォイスに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、古代の人々と鉄特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハクサンスカイを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で寺地誠一騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のデンカノホウトウをアタマ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で寺地誠一騎手（6戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブリタニアブルーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で寺地誠一騎手（7戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマツノファインを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って貫禄の8連勝を決めた。

4歳（2014年）

3月23日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、スマホで楽天競馬湯の曲輪特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったターンベリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月1日、連闘で迎えた17戦目は、北陸新幹線金沢開業カウントダウン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、阿岸本誓寺特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、九谷茶碗まつり特別（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。