シュヴァルツナーガ（2020年生、母シチリアーナ）

シュヴァルツナーガ（2020年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黒(独)+馬主名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のBeach Patrol（当時7歳）と交配したシチリアーナが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地10戦0勝、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2023年の丸山騎手 500勝達成記念(一般C30)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月29日、中8週で迎えた2戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず17着に終わった。

3歳（2023年）

5月7日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月27日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月16日、中6週で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた9戦目は、丸山騎手 500勝達成記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエレナユニヴァースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた10戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、林俊彦阿部泰の鶴舞線送別杯（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったツィスカリーゼに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったワイワイキュートに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

2月28日、中9週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコパノモンテカルロを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、本宮山特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったペルソナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浅野皓大騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラトップビップに7馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月24日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた20戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2023年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。