クープドクール（2018年生、母ブリーボーンズ）

クープドクール（2018年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一目惚れ(仏)。本馬の好馬体より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時7歳）と交配したブリーボーンズが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山牧場。主な勝ち鞍は2021年の萌黄賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月27日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のスマートパサートをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのりんどう賞（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3歳（2021年）

1月23日、中9週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のテセウスに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3月14日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

6月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月31日、中7週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

9月11日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

4歳（2022年）

1月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた16戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの宗像特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、6着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた18戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5歳（2023年）

1月28日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず14着に終わった。

2023年2月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。