アドマイヤサーベル（1997年生、母ファニングザフレイム）

アドマイヤサーベル（1997年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCaerleon（当時17歳）と交配したファニングザフレイムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回。2000年のプリンシパルステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったヒダカサイレンスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエイシンプレストンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3歳（2000年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムハンターを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

5月6日、中9週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のかきつばた賞（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のべにばな賞（東京芝2000m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4歳（2001年）

3月17日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月21日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下の天童特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ダイイチラインにハナ差交わされて2着となった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

7月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネルシュートを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で芹沢純一騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5歳（2002年）

5月12日、約9か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で芹沢純一騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で芹沢純一騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた18戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。