ルールザウイングス（2019年生、母ウイングレット）

ルールザウイングス（2019年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「翼を支配する」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時12歳）と交配したウイングレットが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、地方17戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月6日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

3歳（2022年）

2月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月27日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、キンモクセイ賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はメイショウコトダマと並んで2着同着となった。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンクラビーアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4歳（2023年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、アオイアルファワンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモンシャトールに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローズメジャーに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したカワキタオルゴにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月21日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るガミラスソロモンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

12月28日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

2月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月15日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のキングオブハーバーを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、コマクサ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったアイソウザスターにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月7日、中5週で迎えた28戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で城野慈尚騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で城野慈尚騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた30戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は城野慈尚騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ゲンパチマイティーに交わされて2馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた32戦目は、芸術の秋特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で城野慈尚騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。