クイーンズポケット（2014年生、母アンジュポケット）

クイーンズポケット（2014年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王のポケット」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時19歳）と交配したアンジュポケットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。主な勝ち鞍は2018年のなでしこ特別(一般C11ロ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山科統によって334.8万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月11日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3歳（2017年）

7月23日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月30日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

11月6日、中7週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、PK野田晃の婚約記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般C29（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトマトチャンに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、鏡開き賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、グレイタグに交わされて3馬身差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったハコダテオウカに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったプラウドデイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクセスイースターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、桃花特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、中尾高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、リュクスワンダーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、しし座賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったコノチヲツナイデに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中2週で迎えた17戦目は、なでしこ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオプレスバイオを鮮烈な末脚で半馬身差し切って断然の支持に応えた。

10月5日、中3週で迎えた18戦目は、高山特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、かさオク・サンクス賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったチュウワフォースに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーブラザウンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月14日、中2週で迎えた22戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったヒロノオウカンにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、くりーく賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したデルグレネに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月25日、中3週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（11戦4勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた25戦目は、モーさん今日は笠松記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（12戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた26戦目は、ランチタイムは笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（13戦4勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（14戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（15戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、GWスペシャルイベントin中京（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（16戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のクリノカッシミーを半馬身振り切って5勝目をマークした。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた31戦目は、小瀬賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（17戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた32戦目は、安藤貞典4年間ありがとう記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（18戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた33戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（19戦5勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた34戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（20戦5勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた35戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（21戦5勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた36戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。