ハゲタカオー（1997年生、母マイワイルドフラワー）

ハゲタカオー（1997年5月31日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時10歳）と交配したマイワイルドフラワーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の稲毛特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

3月26日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョウノシーザーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードプリンスに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のドイツ騎手招待（1）（福島芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハミウケリョウコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたハセノスパーク決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

12月10日、中9週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の稲毛特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のモンテクラウンに3馬身半の差をつけて制した。

4歳（2001年）

1月5日、中3週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月21日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5歳（2002年）

8月25日、約16か月半の休養明けで迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。