ローズデュルワ（2007年生、母ソフィーズローズ）

ローズデュルワ（2007年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「王のバラ（仏）。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時23歳）と交配したソフィーズローズが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦13勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のサファイアスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、谷口祐人によって286万円で落札された。

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月25日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るラストキングを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中8週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の水仙賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のワタリカイザーに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

3月12日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、リトルマーチンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中4週で迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカザリムスビに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月27日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナムラフォエバーに6馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、晩秋特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のボンファイアーに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月24日、中3週で迎えた12戦目は、「キキ&ララ」バースデー賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2011年）

1月17日、中2週で迎えた13戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブレイクスルーに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

2月24日、中4週で迎えた14戦目は、花巡り特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセトウチサンダーに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月5日、中9週で迎えた15戦目は、サンケイスポーツ盃（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントヤマユリに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月3日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアンビシャスガイに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナイセストスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中2週で迎えた19戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

5歳（2012年）

2月10日、中5週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、如月特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた21戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月8日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた23戦目は、サファイアスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトーホウペッグを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って雨下の戦いを制した。

10月19日、中5週で迎えた24戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したジャクソンライヒにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた25戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた26戦目は、一陽特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6歳（2013年）

3月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、三崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた28戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の花見月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月18日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた30戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月21日、中3週で迎えた31戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の犬吠埼特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦2勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて4着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた33戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビクトリースガに3馬身の差をつけて優勝

9月26日、中4週で迎えた34戦目は、長月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスカイインテンスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月21日、中7週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた36戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、’13 プラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7歳（2014年）

1月31日、中4週で迎えた37戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。