エールベローチェ（2016年生、母エジプシャン）

Ere Veloce

2016.03.23

エールベローチェ（2016年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋速い（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーエール（当時13歳）と交配したエジプシャンが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C1九。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた2戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた3戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウコスイをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた4戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シュネルハルバートに交わされて4馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた11戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャストインタイムを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をゲットした。

12月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2020年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田勇真騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヴァッフシュテルケをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、なかのと桜まつり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田勇真騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田勇真騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田勇真騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。