ヒシハルク（2018年生、母レーゲンボーゲン）

ヒシハルク（2018年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時17歳）と交配したレーゲンボーゲンが17歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年のホームアイランド北海道賞(一般C4-5)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、阿部雅英によって9,288万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

7月10日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、オールマイティ葛原大智賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、エンドステージに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、日高山脈ペテガリ岳賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カネトシディーバに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた6戦目は、ホームアイランド北海道賞（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャグリングに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた7戦目は、騎手候補生大大大募集賞（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルティレに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月15日、中5週で迎えた8戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノクララを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、キンセンカ賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデンコウグロリアスに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C1 C2（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったイズジョードリームを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、しだれ桜賞（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したスツーカにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月14日、中1週で迎えた14戦目は、春暖特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローザーブルーを3/4馬身振り切って5勝目を挙げた。

6月19日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

2022年9月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月15日、中9週で迎えた17戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヒロシゲサンライズを半馬身振り切って勝利をモノにする

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡瀬和幸騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5歳（2023年）

1月4日、中3週で迎えた19戦目は、B2C1 4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡瀬和幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた20戦目は、上郡赤松円心特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡瀬和幸騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロイヤルザップにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月27日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したブチエーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月18日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったフクノユリディズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた23戦目は、トパーズ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したデスティニープランに半馬身届かず2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、DASH和歌山開設記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスターファイターに6馬身の差をつけて7勝目をマークした。

11月29日、中2週で迎えた27戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はセイブロッケンと並んで2着同着となった。

12月21日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2024年）

1月4日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。