マウンテンアイリス（2010年生、母ハイヌーン）

マウンテンアイリス（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋花名。花言葉は『良き便り』『吉報』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時9歳）と交配したハイヌーンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、前田牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本堅治によって430.5万円で落札された。

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月23日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた4戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、田中愛31才独身特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームプレイヤーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームゼニスを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

12月14日、中2週で迎えた9戦目は、田代将広感謝記念特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中西達也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月15日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で中西達也騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、中塚睦仁記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で中西達也騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中西達也騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイマスターを次元の違う末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

2月8日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中西達也騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したモズムラクモを差し切れず、3馬身差の2着となった。

2月15日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で中西達也騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテオブロマを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

2月22日、連闘で迎えた16戦目は、四国八十八カ所特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で中西達也騎手（12戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月4日、中0週で迎えた17戦目は、土佐のおきゃく特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で中西達也騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイマスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月17日、中1週で迎えた18戦目は、頑張れ高知競馬特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で中西達也騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグロリーレヴューに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月30日、中1週で迎えた19戦目は、土佐甘とう特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で中西達也騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったメイクアダッシュに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月6日、連闘で迎えた20戦目は、かつお酒盗特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で中西達也騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、虹始見特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で中西達也騎手（17戦6勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で中西達也騎手（18戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で中西達也騎手（19戦6勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は21戦連続で中西達也騎手（20戦6勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、奈半利町の町並み特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で中西達也騎手（21戦6勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月29日、中1週で迎えた26戦目は、舟母船特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で中西達也騎手（22戦6勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたダイワコルツ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、室戸岬特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は24戦連続で中西達也騎手（23戦6勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた28戦目は、お菊の滝特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で中西達也騎手（24戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったカンピオーネロサに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた29戦目は、見残し海岸特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は26戦連続で中西達也騎手（25戦6勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロジサイレンスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は27戦連続で中西達也騎手（26戦6勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロジサイレンスに1馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。