シアトルレイナ（2004年生、母トーヨーコンコルド）

シアトルレイナ（2004年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋女王（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のトーヨーシアトル（当時11歳）と交配したトーヨーコンコルドが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地31戦0勝2着2回、地方8戦2勝2着1回。2006年のテイエムオペラオー賞に勝利した他、2006年のタニノギムレット賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月21日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラブベリーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月18日、中3週で迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのゼンノロブロイ賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた5戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリコーパープルから1馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのテイエムオペラオー賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカザグルマを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて2勝目を収める

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのゴールドアリュール賞（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2007年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月7日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月20日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオオヒメを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したプレンティラヴを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2008年）

3月29日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で丸田恭介騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で丸田恭介騎手（9戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月5日、中8週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で丸田恭介騎手（10戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で丸田恭介騎手（11戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で丸田恭介騎手（12戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸田恭介騎手（13戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丸田恭介騎手（14戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月18日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で丸田恭介騎手（15戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた28戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

6月20日、中2週で迎えた30戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた31戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月13日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（16戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

6歳（2010年）

1月13日、中3週で迎えた34戦目は、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

1月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（17戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（18戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた37戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた38戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（19戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。