マウンティバンク（1994年生、母メリーウェザー）

マウンティバンク（1994年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時9歳）と交配したメリーウェザーが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1998年のセントポール賞(900万下)。

経歴

デビュー前

嶋田功厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエルデトリアーノに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したペイストリーシェフを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたショーファイト決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったトウショウミサイルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（1997年）

4月27日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月15日、中6週で迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンスドレスに7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月12日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の妙高特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフラワーアーチをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月18日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4歳（1998年）

1月5日、中4週で迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月7日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月22日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下のセントポール賞（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトピカルコレクターをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

10月18日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の西郷特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、セイウンエリアにクビ差交わされて2着となった。

5歳（1999年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月27日、中7週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山芝2500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月7日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月28日、中2週で迎えた29戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’99インターナショナルジョッキーズ（1）（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6歳（2000年）

8月19日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千倉特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

9月16日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の白井特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月4日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。17頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

7歳（2001年）

1月6日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。