マチカネポロネーズ（1989年生、母ワールドソロン）

マチカネポロネーズ（1989年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時14歳）と交配したワールドソロンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着3回、中央障害12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

7月21日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

9月29日、中7週で迎えた3戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったセントライデンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、最後はダイイチジョイフルと並んで3着同着となった。

3歳（1992年）

2月1日、中5週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダンツセントーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したホクセイシャダイにハナ差届かず2着に甘んじた。

3月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（7戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のイイデロジカルをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月18日、中4週で迎えた12戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（8戦1勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4歳（1993年）

5月16日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（9戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月15日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（13戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

10月9日、中5週で迎えた21戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1994年）

1月6日、中1週で迎えた27戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングメーカーから2馬身差の2着となった。

1月22日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンステージに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた29戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のサンリバシャープに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月20日、約6か月半の休み明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は出津孝一騎手（5戦1勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（秋）（中京障害芝3600m 曇/稍重）に56kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた32戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（7戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。