テツゴールド（2005年生、母トゥルーザロッチ）

テツゴールド（2005年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時11歳）と交配したトゥルーザロッチが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方35戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2010年の一般C9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、愛知ステーブルから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、木村哲也によって1,785万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月10日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2009年）

3月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、一般C28（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったクリスオフトレイルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマヤノラーニに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーブルカーリーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったツーソックスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月12日、中5週で迎えた16戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、サンマルホークにクビ差交わされて2着となった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のショウリドンコオーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた20戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（12戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のリトルターンをクビ差振り切って断然人気に応えた。

5歳（2010年）

1月2日、中3週で迎えた22戦目は、万両賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（13戦4勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤原良一騎手（14戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で藤原良一騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた25戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ダンチョウに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた28戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（16戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般C9（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原良一騎手（18戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のカミノヘイローを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤原良一騎手（19戦5勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原良一騎手（20戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原良一騎手（21戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた34戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原良一騎手（22戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた35戦目は、福永祐一・川田将雅来場記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原良一騎手（23戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤原良一騎手（24戦5勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた37戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で藤原良一騎手（25戦5勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアスタージャッジに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた38戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で藤原良一騎手（26戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたカイゼン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で迎えた39戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤原良一騎手（27戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤原良一騎手（28戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた41戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で藤原良一騎手（29戦5勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた42戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤原良一騎手（30戦5勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったキングローズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた43戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤原良一騎手（31戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガンダイオーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。