ピンクピアリス（2008年生、母ミキノピアリス）

ピンクピアリス（2008年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ピンク＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時17歳）と交配したミキノピアリスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害6戦1勝2着1回、地方15戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

5月22日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

7月3日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカイカセンゲンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカシノエベレストに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4歳（2012年）

1月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ハッピートゥデイに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた15戦目は、まんさく賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のデュラビリティに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月28日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスヨナに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた19戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデュラビリティをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

5月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月11日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

9月15日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた23戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイヤヘルメスを3/4馬身振り切って3勝目を獲得した。

5歳（2013年）

3月16日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月15日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた26戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

8月3日、中3週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーズオンから半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（2014年）

1月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のエーシンホワイティに3馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。