カーディアンゴット（1998年生、母タマモビット）

カーディアンゴット（1998年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時19歳）と交配したタマモビットが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地9戦1勝、地方19戦4勝2着5回。2002年のマリーンカップ(牝G3)で2着に入った他、2002年のクイーン賞(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、賀張中川牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木英二厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2000年）

5月31日、デビュー戦は川島洋人騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤビースに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリオエワンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ1（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴオカイキングからクビ差の2着に甘んじた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタシロスプリングに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で川島洋人騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのペンタイア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、2歳オープンのメジロライアン特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオンユアマークに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

12月17日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

3歳（2001年）

2月17日、中8週で迎えた11戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊栄特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の月岡特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

11月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

12月31日、中5週で迎えた18戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のベルモントオリーブに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

4歳（2002年）

1月23日、中2週で迎えた19戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月26日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスタートザウェイを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったプリエミネンスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月5日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のスパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったメイプルベガをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦の千葉テレビ放送盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユーエムアスキーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

9月16日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月11日、中9週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 晴/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5歳（2003年）

11月27日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 曇/重）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は佐藤隆騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月24日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。