タニノプロモート（1993年生、母アングシヤスフレンド）

タニノプロモート（1993年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイブンベイ（当時9歳）と交配したアングシヤスフレンドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方25戦7勝2着8回。主な勝ち鞍は1999年のアメジスト特設(B2)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月9日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた2戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったキョウワハヤテにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

4歳（1997年）

2月9日、中8週で迎えた7戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったコガネディクタスからアタマ差の2着に甘んじた。

8月16日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、馬場万博騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた11戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフウジンモノガタリから5馬身差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノライデンに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で土井道隆騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスクドラゴンから1馬身差の2着となった。

5歳（1998年）

1月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土井道隆騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で土井道隆騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るミラクを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土井道隆騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアラマサリアルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で土井道隆騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エムサンシャインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウエイラシアンに1馬身半の差をつけて優勝

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーザンレジェンドを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

9月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月18日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカコイサンデーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた26戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイセイダイジンに2馬身半の差をつけて優勝

6歳（1999年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒヨシライジンに6馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のトーエイマインドをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月7日、中1週で迎えた30戦目は、アメジスト特設（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーエイマインドを上がり0位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

3月6日、中3週で迎えた31戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長田進仁騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したボーイフレンドを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。