ミヤママーガレット（1990年生、母ミヤマビユーテイー）

ミヤママーガレット（1990年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時6歳）と交配したミヤマビユーテイーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大宮牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着4回、地方9戦1勝2着1回。1994年の中京記念(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

土門健司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月21日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ハヤオトヒメにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハヤノキフジンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた6戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（1993年）

2月6日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、エビスマイに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月21日、中3週で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったアルファキュートに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中4週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月13日、中6週で迎えた11戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイキハルクに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエベリンに2馬身半の差をつけて優勝

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた16戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のユメシバイに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月18日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場なく16着に敗れた。

4歳（1994年）

1月22日、中4週で迎えた18戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、宮水ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の氷ノ山ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

2月26日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の伊良湖ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクリスマスローズをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3月20日、中2週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（小倉芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた23戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、やまなみステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた24戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた26戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた27戦目は、駒野特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた28戦目は、名古屋タイムズ杯（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミツルマサルから4馬身差の2着となった。

5歳（1995年）

1月25日、中3週で迎えた29戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた30戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松原義夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた31戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた32戦目は、中京スポ杯（中京(地)芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松原義夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のチョウカイマドンナをアタマ差制して勝利をモノにする

5月15日、中1週で迎えた33戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。