テイエムセイラン（2003年生、母ファインサンデー）

テイエムセイラン（2003年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋晴嵐」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時13歳）と交配したファインサンデーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地30戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月20日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2006年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したエリモエクスパイアにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバブルガムライトを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月2日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

3月10日、中3週で迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた15戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるトウショウノーティを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5歳（2008年）

3月9日、約5か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、6着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた23戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（7戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6歳（2009年）

7月19日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた28戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下の菅名岳特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。