ミスズキセキ（2003年生、母エイユーサンバー）

ミスズキセキ（2003年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時11歳）と交配したエイユーサンバーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方11戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C8。

経歴

デビュー前

野島豊厩舎（名古屋）へ入厩。

4歳（2007年）

4月10日、デビュー戦は柴田直樹騎手を鞍上に据えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクロスブレイクに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月17日、連闘で迎えた2戦目は、一般C22（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンワードジョイに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた3戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーエスレディーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月8日、連闘で迎えた4戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオーエスレディーに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタガノマロンに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月27日、中2週で迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキョウイチに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月21日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウタンドルを3/4馬身差し切って久方ぶりの一戦を制した。

5歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレインボーダイチに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（10戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンリョウキラリに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月23日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

10月25日、中6週で迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

6歳（2009年）

9月13日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。