トキノセレブ（2011年生、母エリモセレブ）

トキノセレブ（2011年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時17歳）と交配したエリモセレブが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地14戦1勝、地方12戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2013年）

9月4日、デビュー戦は見沢譲治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルモリロイヤルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月10日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハイエストパワーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2014年）

3月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた4戦目は、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオープンベルトに2馬身の差をつけて優勝

7月2日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、城ケ島特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で見沢譲治騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダイリンウィークに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

9月9日、中6週で迎えた7戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で見沢譲治騎手（6戦4勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月5日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で見沢譲治騎手（7戦4勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4歳（2015年）

3月22日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5月9日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は平野優騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月12日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平野優騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のジュエルアラモードを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月5日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平野優騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平野優騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

5歳（2016年）

5月14日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平野優騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平野優騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で平野優騎手（9戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で平野優騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で平野優騎手（11戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6歳（2017年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で平野優騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月17日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピアザゴールドに5馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月13日、中3週で迎えた24戦目は、’17スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた25戦目は、橋本七夕まつり記念（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、霜月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、トーセンミッションに交わされて3馬身差の2着に敗北した。