フラココ（2006年生、母グリーンプリンセス）

フラココ（2006年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鞦韆。古代ギリシャ、中国で農穣を祈る儀式に使われていた道具」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したグリーンプリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方13戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月21日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のゴウキに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月9日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月31日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

12月12日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4歳（2010年）

4月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

10月31日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月13日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

12月5日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、白山麓スキー場特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルトラヴェルを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2011年）

4月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったサラノロクサボードに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイスンアイドルに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月5日、中1週で迎えた16戦目は、復興を応援します広野町（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、テンザンメダリストに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、一般C4四（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシルクバローロに4馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

6歳（2012年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、ののいち椿まつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラストームに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったミサトバレーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた21戦目は、八朔祭り特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のシゲカツパワーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月30日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、浦河地区馬産地賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松戸政也騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7歳（2013年）

3月19日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松戸政也騎手（9戦3勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた24戦目は、曳山祭特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松戸政也騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。