グラヴィオーラ（2015年生、母カクテルラウンジ）

グラヴィオーラ（2015年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したカクテルラウンジが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、地方11戦4勝2着3回。2017年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2018年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月18日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るディーエスパースンを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーエスソアラーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って優勝

8月17日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したストロングハートに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングハートを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月7日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月31日、中7週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のストロングハートに1馬身3/4の差をつけて制した。

3歳（2018年）

2月14日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエターナルモールを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプロミストリープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて4勝目を奪取した。