ハイブリドーマ（1983年生、母オオミドリ）

ハイブリドーマ（1983年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時8歳）と交配したオオミドリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は古川優。戦績は、中央平地31戦7勝2着5回。1989年の阪急杯(ハンデG3)で3着に入った他、1987年の京都牝馬特別(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

10月5日、14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月27日、14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーディナーからハナ差の2着に惜敗した。

11月23日、9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジゴールドレッグに2馬身半の差をつけて勝利を掴み取った。

12月15日、10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（1986年）

3月23日、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は作田誠二騎手。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドウカンチェリーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月6日、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手。22頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手。22頭立ての22番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず17着に終わった。

6月22日、4歳900万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったリードパースンをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月26日、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小谷祐司騎手。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

11月15日、牝馬限定の4歳以上900万下の花園特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したセンターヒウマに半馬身届かず2着となった。

12月7日、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたミスクレマチス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4歳（1987年）

2月1日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田島良保騎手。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月15日、牝馬限定の5歳以上1400万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は作田誠二騎手。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月26日、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月7日、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は作田誠二騎手。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシヨノカマラードを半馬身振り切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

10月3日、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、勝ったタマモハッピーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1988年）

5月15日、牝馬限定の5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小谷祐司騎手。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月11日、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は作田誠二騎手。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートジョージを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

7月10日、ハンデ戦で5歳以上900万下の飛騨特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月27日、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のワンダートップガイをクビ差振り切って勝利を物にした。

10月16日、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月29日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で作田誠二騎手。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセーヌボーイを半馬身振り切ってトップでゴールを駆け抜けた。

11月19日、4歳以上1400万下の高雄ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で作田誠二騎手。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネエルベを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。

12月25日、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で作田誠二騎手。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6歳（1989年）

1月29日、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で作田誠二騎手。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月6日、シルクロードステークス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で作田誠二騎手。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月4日、ハンデG3の阪急杯（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入った。

6月25日、ハンデG3の金鯱賞（中京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は作田誠二騎手。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月29日、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で作田誠二騎手。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

11月26日、牝馬限定オープンのトパーズステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で作田誠二騎手。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

12月24日、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で作田誠二騎手。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。