パープルハート（2014年生、母サニーハシレ）

Purple Heart

2014.05.09

パープルハート（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主服の色より＋心」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時17歳）と交配したサニーハシレが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は吉田牧場。主な勝ち鞍は2018年の日高町フルーツほおずき特別(一般B42 C11)。

経歴

デビュー前

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月19日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた3戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトリプルセブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスディアマンテを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月9日、連闘で迎えた6戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、つわぶき特別（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るムカワシシャモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウナンバーに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2018年）

1月3日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ジェルファルレイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

1月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードワイルドに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったショウブノセックに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジュエリーアイスに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ヱビス華みやび特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグランロディアに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月30日、中3週で迎えた15戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道厩務員会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したレオンマテラに半馬身届かず2着に敗北した。

9月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、キバナコスモス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

10月9日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、芙蓉特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったゴッドパイレーツに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、日高町フルーツほおずき特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のペイシャスターに1馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、カトレア特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月24日、中6週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の葉牡丹特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモリトディライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ゴールドバードに半馬身交わされて2着に敗北した。

6歳（2020年）

3月26日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg戻して迎えた22戦目は、一般C3（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3三四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で保園翔也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた24戦目は、半澤慶実騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。