ロングエトナ（1986年生、母ロングジヨオー）

ロングエトナ（1986年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時6歳）と交配したロングジヨオーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）齊藤英牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方8戦1勝2着1回。1989年の若葉ステークス(オープン)で2着に入った他、1988年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月7日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、南田美知雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったリビングストンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で南田美知雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシロキタハクオーに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったトネリーダーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた11戦目は、4歳400万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマノリゲルに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したプレジャーヒルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上900万下の初冬特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

4歳（1990年）

8月4日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の陸奥湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（1991年）

4月15日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、山口修騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた22戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口修騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元栄二騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンスランサーに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサファリキャップから1馬身半差の2着となった。

9月24日、中3週で迎えた27戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨士木秀四郎騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で冨士木秀四郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。