プレパレンセ（2017年生、母パシャドーラ）

プレパレンセ（2017年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「準備する（西）。アルゼンチンタンゴの曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したパシャドーラが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月17日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2020年）

7月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミロヴィーナスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアレグリアシチーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月28日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、東池大勝軒おはこ15周年記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5歳（2022年）

1月11日、中5週で迎えた10戦目は、一般C3五六（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた11戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月29日、中4週で迎えた13戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のカウンターパートを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のプラチナダンディーに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で新原周馬騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で新原周馬騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた19戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、C3一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

6歳（2023年）

1月24日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

2月22日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のトウメイドライブを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤本現暉騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3四五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤本現暉騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、トウメイドライブにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤本現暉騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤本現暉騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョーヌヴェールを半馬身差し切って制した。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた28戦目は、スプモーニ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた29戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

11月17日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた31戦目は、C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7歳（2024年）

1月11日、中4週で迎えた32戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のヘデラに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

2月21日、中5週で迎えた33戦目は、JA埼玉ひびきの365日本庄野菜賞（浦和ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイアムカチマショを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた35戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、平均ペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、マザーフェイヴァーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた36戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野畑凌騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメグに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で野畑凌騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で野畑凌騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のリチェルカータに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月19日、中3週で迎えた39戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、鴻巣宿賞（浦和ダート800m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジュニパーダンスに1馬身半の差をつけて8勝目を挙げた。

7月17日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた41戦目は、千野稜真騎手を鞍上に迎えて、巾着田曼珠沙華まつり賞（浦和ダート800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた42戦目は、ハンデ戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千野稜真騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた43戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。