ホクセツエース（2003年生、母ヒダサンライン）

ホクセツエース（2003年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エース」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時10歳）と交配したヒダサンラインが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ノースガーデン。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の書写山特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノースガーデンから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田中範雄厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2005年）

10月20日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月9日、中2週で迎えた2戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のムサシボーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマイリングフィルを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳F1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグレートシードに1馬身3/4の差をつけて制した。

3歳（2006年）

1月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の妙見山特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

3月8日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の書写山特別（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のパルティアシチーをクビ差振り切って優勝

4月8日、中3週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた10戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で木村健騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村健騎手（9戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、なら酪農農協特別（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、「近江米」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、ゴールドエッグ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた17戦目は、ジェネラルステージ（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上B3（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は米田幸治騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上B3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田幸治騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた20戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で米田幸治騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた21戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ファイティングジョッキー賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた23戦目は、花・ゆめ・根日女加西特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた25戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた27戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月8日、連闘で迎えた28戦目は、レ・コードなまちにいかっぷ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた29戦目は、サンテレビ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（10戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、フリーマーケット開催記念特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた31戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、神姫バス杯（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた32戦目は、日本のへそ特別（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月28日、中3週で迎えた33戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、はまなす特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイランドイチに9馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた34戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラントボーイからクビ差の2着に甘んじた。

9月23日、中5週で迎えた35戦目は、彼岸花特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた36戦目は、われもこう特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた37戦目は、胡蝶蘭特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた38戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2008年）

3月23日、約4か月の休養明けで迎えた39戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、杏特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。