メイショウジャイロ（2005年生、母メイショウクンプウ）

メイショウジャイロ（2005年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャイロボールより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したメイショウクンプウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の金山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松本好雄によって399万円で落札された。

小島貞博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた3戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（2008年）

3月16日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、コスモスパロウに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったパイロットにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったナリタダイコクにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスズカスパークにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のダッシュアキチャンに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

12月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月12日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

5歳（2010年）

2月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルエボシダケに1馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月27日、中5週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた20戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。