シルクベルジュール（2009年生、母チェリッシュレディ）

シルクベルジュール（2009年3月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋素晴らしい日（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時13歳）と交配したチェリッシュレディが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハシモトファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方32戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のろうばい賞(B2)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,050万円（2.1万×500口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

5月6日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月2日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた5戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、全国からの復興支援に感謝（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシェイプリーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のシュクハイに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサーティンダボウに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカガビジンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2013年）

1月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフェイブルに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月3日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

10月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

12月12日、中5週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシルクユニヴァースをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

12月25日、中1週で迎えた15戦目は、ろうばい賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデジタルウォッチを半馬身振り切って7勝目を手に入れた。

5歳（2014年）

1月7日、中1週で迎えた16戦目は、宍粟山崎・福井特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、オッズパーク杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたエーシンスパイシー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

2月6日、中1週で迎えた18戦目は、いっかくじゅう座特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったユキノサイレンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた22戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月30日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた25戦目は、まんさく賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた26戦目は、あまりりす賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1 C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

3月11日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアグネスアミニソルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、タガノグリズリーに交わされて3馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた40戦目は、そのたんshop1周年記念特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノメンタンピンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。