エイシンセーアン（2001年生、母ラループ）

エイシンセーアン（2001年4月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋中国の都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時7歳）と交配したラループが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般B1。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3歳（2004年）

11月27日、約11か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリーチトゥピースから2馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウエスタンブリトニに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のクロスカレントに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2005年）

4月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーセイキャロルに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るムラテツモーリを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエフファイブを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

6月19日、中3週で迎えた8戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジノラブリーに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドリームスラッガーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月22日、中6週で迎えた10戦目は、はづき賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林俊彦騎手（8戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプリンセスオズマをクビ差振り切って貫禄の8連勝を決めた。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小林俊彦騎手（9戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で小林俊彦騎手（10戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林俊彦騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリープリズムに1馬身の差をつけて制した。

11月14日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小林俊彦騎手（12戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツリダカレーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、錦秋湖特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小林俊彦騎手（13戦9勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5歳（2006年）

9月24日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた16戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小林俊彦騎手（14戦9勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。