ワカオリーナ（1996年生、母タケノビクトリー）

ワカオリーナ（1996年6月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時15歳）と交配したタケノビクトリーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）平岡牧場。戦績は、地方14戦7勝2着2回。1999年の日本海ダービー(地方重賞)に勝利した他、1999年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

蝦名弘厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1998年）

12月21日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコーシンハツヒメを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1999年）

1月4日、中1週で迎えた2戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハイドランジアに6馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳A（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタテヤマタイガーに6馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシャンハイブレイブを3/4馬身振り切って負け知らずの4連勝を決めた。

5月10日、中1週で迎えた5戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトキノクイーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺壮騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるレオプリマを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺壮騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、4歳A（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺壮騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプラズマカラーに6馬身の差をつけて優勝

7月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺壮騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユキノショウを半馬身振り切って6勝目をマークした。

8月15日、中3週で迎えた10戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は平瀬城久騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた12戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナスノレインボーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた14戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。