メジロカピュサン（1983年生、母メジロパンサー）

メジロカピュサン（1983年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のバウンテイアス（当時25歳）と交配したメジロパンサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着2回、中央障害2戦2勝。主な勝ち鞍は1986年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

9月6日、デビュー戦は牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。鞍上は田村正光騎手。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカールホールレディに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月20日、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマミキュートに約14馬身の大差をつけて勝利を収めた。

10月11日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたビューティコトブキ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月25日、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノーザンミンクスに1馬身半の差をつけて勝利を決めた。

11月16日、4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月7日、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

12月20日、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪脚を炸裂させて、最後は2着のハヤテリブロに2馬身の差をつけて勝利を決めた。

4歳（1987年）

1月18日、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

2月15日、ハンデ戦で5歳以上1400万下の金蹄賞（東京ダート2100m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は田村正光騎手。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3月8日、5歳以上1400万下のアクアマリンステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月15日、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は栗原洋一騎手。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラガーシェブロンに約20馬身の大差をつけて勝利をモノにした。

9月5日、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のサミットウェイに約13馬身の大差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。