トーヨーキング（2000年生、母クレヴアーダンサー）

トーヨーキング（2000年6月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王」。毛色は栗毛。種牡馬のトーヨーリファール（当時10歳）と交配したクレヴアーダンサーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の一般B1。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた5戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた6戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月31日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のシュウスイに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

5月24日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のビーナスサンヒコに7馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月11日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルレアールから1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のイスズゼータに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月9日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた12戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のフィンガークロスに7馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

8月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマルゴミランに2馬身半の差をつけて優勝

9月19日、中3週で迎えた14戦目は、一般B2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカナンニシキからアタマ差の2着に甘んじた。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコースターに2馬身半の差をつけて制した。

10月31日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタワールドに1馬身1/4の差をつけて7勝目を掴み取った。

11月30日、中1週で迎えた18戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（9戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた19戦目は、六華賞（水沢ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2005年）

1月9日、中2週で迎えた20戦目は、IBC 岩手放送杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカトモドリームに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、菜の花特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザヤングを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

4月30日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、エーデルワイス特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンツアイリッシュを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月18日、中3週で迎えた28戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月30日、中5週で迎えた29戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。