グラマラススカイ（2016年生、母レッドフィオーレ）

グラマラススカイ（2016年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力的な空」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカネヒキリ（当時14歳）と交配したレッドフィオーレが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はアラキフアーム。主な勝ち鞍は2021年のポインタース賞(一般B3四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アラキファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、内田ステーブルによって216万円で落札された。

西橋豊治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた10戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月11日、中5週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のシングンスパークに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したヴァニラシェイクにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月31日、中3週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったアンテレソンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ヴィグラスノートに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセブンレジェンドに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグローバルステップを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったキングオブヘヴンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた21戦目は、スターマイン賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた22戦目は、楽天競馬でポイントキャッチ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のファシナンテに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月7日、中3週で迎えた23戦目は、ペガサス賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（7戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5歳（2021年）

1月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、春隣賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた25戦目は、道玄坂賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた26戦目は、本郷賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ネフェルリリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月22日、中1週で迎えた27戦目は、江戸見坂賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、ウインヒストリオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のエッジラッシュを3/4馬身振り切って5勝目をつかんだ。

4月27日、中1週で迎えた29戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月21日、中2週で迎えた30戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（10戦4勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。