ダンディズム（2016年生、母ビューティーコンテスト）

ダンディズム（2016年4月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「伊達」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時18歳）と交配したビューティーコンテストが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2023年の福島記念(ハンデG3)で2着に入った他、2024年の小倉日経オープン(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月5日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメイケイハリアーに3/4馬身届かず2着となった。

5月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったメロディーレーンにねじ伏せられて9馬身差の2着に敗北した。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、6着に終わった。

4歳（2020年）

2月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

8月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のセツメンノトビウオに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したリノキアナに3/4馬身届かず2着となった。

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサトノシャロームを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルセストに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中5週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（2021年）

6月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

7月24日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの燕特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた15戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロワンディシーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったレヴェッツァにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

12月19日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングオブドラゴンを圧倒的な末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

6歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月27日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で富田暁騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のトゥーフェイスに1馬身1/4の差をつけて優勝

5月29日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で富田暁騎手（6戦3勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月6日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で富田暁騎手（7戦3勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず16着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で富田暁騎手（8戦3勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

7歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で富田暁騎手（9戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた25戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で富田暁騎手（10戦3勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったディープモンスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月19日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で富田暁騎手（11戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月28日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

8月5日、中9週で迎えた28戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月3日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（13戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したジャンカズマに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月12日、中9週で迎えた30戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（14戦3勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したホウオウエミーズにハナ差届かず2着となった。

12月2日、中2週で迎えた31戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（15戦3勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

8歳（2024年）

2月4日、中8週で迎えた32戦目は、小倉日経オープン（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（16戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフォワードアゲンを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

2月18日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で富田暁騎手（17戦4勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で富田暁騎手（18戦4勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた35戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた36戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

9月14日、中9週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンのケフェウスステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（19戦4勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月10日、中7週で迎えた38戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。