マイネルデルフト（2018年生、母パールイアリング）

マイネルデルフト（2018年4月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+オランダの地名。フェルメールの故郷。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時21歳）と交配したパールイアリングが10歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大北牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月28日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

8月29日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

3歳（2021年）

2月2日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイタリアンゴールドに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーブルウィングを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の神崎蘭子生誕の儀特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアースアバンティに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の7月31日はトゥインクルレースの日賞 265.5万円以下（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の303.5万円以下（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のウォーレシアを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

8月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のブルベアナノに3馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

8月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい最後はチームロックスと並んで11着同着となった。

9月9日、中2週で迎えた16戦目は、2016 ウマイルスクエアオープン賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

11月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、晩冬特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2022年）

1月6日、中1週で迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（川崎ダート1600m 雪/良）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた20戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（6戦3勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた22戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、越生梅林特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた23戦目は、春の夢特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた24戦目は、鍾馗賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦3勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったホウオウハイエストに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた25戦目は、サツキツツジ特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた26戦目は、八犬伝2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

7月26日、中4週で迎えた27戦目は、馬い!甘いレナパイナップル発売記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はモンチと並んで6着同着となった。

8月24日、中3週で迎えた28戦目は、馬い!江戸前千葉海苔発売記念（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月27日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、月光特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゾールシカに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、ヤングジョッキーズTR名古屋第2戦（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた32戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた33戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったミッキーウィンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた34戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったライジングセーラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた35戦目は、春寒賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のスプレーモゲレイロを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

2月19日、中1週で迎えた36戦目は、古湯賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた37戦目は、すみれ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた38戦目は、軽暖特別（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。