トキノシングル（1987年生、母エクシードナムラ）

トキノシングル（1987年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時7歳）と交配したエクシードナムラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は六角久美子。戦績は、中央平地8戦2勝、地方12戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月23日、デビュー戦は樋口弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3歳（1990年）

3月31日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドシュートに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月22日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で樋口弘騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月3日、連闘で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で樋口弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で樋口弘騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で樋口弘騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヤマノフローラに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（1991年）

1月21日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイユウキングに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

1月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のトシオエキスプレスに3馬身の差をつけて優勝

2月25日、中3週で迎えた11戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、風花特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のマルブツホークに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のファストトップに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデダンサーに半馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月23日、中2週で迎えた14戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた15戦目は、一般B1（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（3戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた16戦目は、一般B1（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は田中守騎手（2戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のファストレボウに半馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

7月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中守騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったラブリータケシマからアタマ差の2着に甘んじた。

5歳（1992年）

4月4日、約9か月の休養明けで迎えた18戦目は、一般A3（高知ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中守騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったミホプレイヤーからクビ差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中守騎手（5戦3勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中守騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。