ランドパワー（1995年生、母セリーヌバンブー）

ランドパワー（1995年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグロウ（当時12歳）と交配したセリーヌバンブーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は紺野猛。戦績は、中央平地20戦3勝2着1回、中央障害7戦5勝2着1回。2000年の中山大障害(JG1)に勝利した他、2001年の阪神スプリングジャンプ(JG2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月12日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月24日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミツルリュウホウに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月27日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた7戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島裕和騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3歳（1998年）

1月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田島裕和騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月16日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳500万下のたちばな賞（京都芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で田島裕和騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田島裕和騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田島裕和騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田島裕和騎手（11戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のボヘミアンチェリーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田島裕和騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたマイネルパスポート決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月22日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で田島裕和騎手（13戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で田島裕和騎手（14戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田島裕和騎手（15戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で田島裕和騎手（16戦2勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で田島裕和騎手（17戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は19戦連続で田島裕和騎手（18戦2勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のガルウイングを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月18日、中4週で迎えた20戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた21戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のモンブランシチーに9馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2000年）

3月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のゼンノペッパーに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

4月16日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、約6か月半の休み明けで迎えた24戦目は、洛南ジャンプステークス（京都障害芝3180m 外2周小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキマンパワーに3馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

11月25日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3760m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデーカイザーをハナ差制して7勝目を収める

12月23日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた26戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦4勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーカイに2馬身半の差をつけてG1初挑戦初制覇を達成した。

6歳（2001年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（6戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンシングターナーから6馬身差の2着に敗北した。