コパノファンタメ（2006年生、母マキバマイニング）

コパノファンタメ（2006年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋競馬ファンのために（造語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したマキバマイニングが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方32戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年のすすき特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高野牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって262.5万円で落札された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2009年）

1月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

2月21日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月21日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月21日、中8週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルシに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたウィンディアン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般C15（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオウゴンホークに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2010年）

1月8日、連闘で迎えた12戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

2月23日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピーチパトラを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、橘特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で東川公則騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で東川公則騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで猛進したが、スプリングベリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、海づくり大会開催記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で東川公則騎手（9戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカシマジュリアンをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で東川公則騎手（10戦4勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で東川公則騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカミノヘイローに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月10日、中1週で迎えた19戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジビヨリに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月23日、中1週で迎えた21戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

9月10日、中6週で迎えた22戦目は、GoGo!!にいさん（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチョウトキメキに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月24日、中1週で迎えた23戦目は、すすき特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のピンクマラコイデスをアタマ差振り切って8勝目を掴み取った。

5歳（2011年）

3月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4月27日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、チョウトキメキに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（13戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマジカルレッドに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月26日、中1週で迎えた27戦目は、飛騨川特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた28戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（15戦6勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月29日、中3週で迎えた29戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったキョウワティアラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（17戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた31戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた32戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ラヴァリーグロリアに交わされて3馬身差の2着となった。

11月10日、中3週で迎えた33戦目は、一般C8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（18戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のワイドサンデーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月25日、中1週で迎えた34戦目は、白川郷特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた35戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオペラソングを半馬身振り切って断トツ人気に応えた。

6歳（2012年）

1月12日、中1週で迎えた37戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた38戦目は、一般C4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（19戦7勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた39戦目は、葉潤くんお誕生日おめでとう（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。