スタードラマー（2020年生、母ファーマフレア）

スタードラマー（2020年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「星+ドラマー」。毛色は芦毛。種牡馬のフェノーメノ（当時11歳）と交配したファーマフレアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は増尾牧場。2023年のハヤテスプリント(M2)に勝利した他、2023年のハヤテスプリント(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月18日、デビュー戦は黒沢愛斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマジックジュエルを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月30日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のホクレン「大収穫祭」賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアエリアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのサファイア特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ8（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るサラキャサリンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月30日、中7週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の255.7万円以上（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のイッピンに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

3歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハニートーストに1馬身3/4の差をつけて5勝目を奪取した。

4月10日、中9週で迎えた12戦目は、3歳戦のクロッカススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダーランドを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月2日、中2週で迎えた13戦目は、3歳S3の若潮スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシロイトイキを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月27日、中4週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクラティアラをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は和田譲治騎手（6戦3勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた18戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ノースウインド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月8日、中4週で迎えた19戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ゴールドスプリント（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた20戦目は、ビタースイート賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（7戦3勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月19日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（8戦3勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、プリマヴェーラ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

11月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。