スギノロイヤル（1991年生、母アマギドール）

スギノロイヤル（1991年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時17歳）と交配したアマギドールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山口明秀。戦績は、中央平地33戦3勝2着4回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

8月28日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたエイシンカンタータ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月9日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンジュデンマサミに約10馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月7日、中3週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、マルカオーカンにクビ差交わされて2着となった。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月30日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったフサイチアキラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマダムビットに9馬身の差をつけて制した。

10月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月3日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で上村洋行騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月18日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で上村洋行騎手（11戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のセンテンマリオンをクビ差振り切って制した。

4歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、門松ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で上村洋行騎手（12戦3勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月4日、中3週で迎えた21戦目は、羅生門ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で上村洋行騎手（13戦3勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で上村洋行騎手（14戦3勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた23戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、安芸ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた25戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマラヤン・レーシング・アソシエーション・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（15戦3勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したニッシンソブリンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（16戦3勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（17戦3勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（1996年）

1月20日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（18戦3勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（19戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（20戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（21戦3勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で上村洋行騎手（22戦3勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、松本克幸騎手を鞍上に迎えて、スプリンター争覇（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた35戦目は、サードニクス特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本克幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月5日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、サファイア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本克幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた37戦目は、地方重賞のゴールド争覇（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本克幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた38戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本克幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月14日、中0週で迎えた39戦目は、トパーズ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本克幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた40戦目は、愛知県畜産特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松本克幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1997年）

6月23日、約6か月半の休み明けで迎えた41戦目は、山崎進騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた42戦目は、C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎進騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサジパングから5馬身差の2着に敗北した。

8月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた43戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎進騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた44戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎進騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎進騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた46戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎進騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。