ワカバノボル（1989年生、母ワカバエンジエル）
Wakaba Noboru
1989.05.19
ワカバノボル（1989年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のホスピタリティ（当時10歳）と交配したワカバエンジエルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石 久夫。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、地方27戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。
経歴
デビュー前
相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1992年）
6月21日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のベッスルクイーンに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
7月18日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
4歳（1993年）
5月16日、約10か月の休み明けで迎えた3戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。
6月12日、中3週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、セントメジャーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
7月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。
7月25日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
8月29日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。
9月5日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノサンシャインに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。
12月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。
5歳（1994年）
1月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
1月31日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。
2月18日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて、最後は2着のトップテナーを半馬身振り切って優勝
3月12日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
4月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったスーパーライセンスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。
5月7日、中2週で迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。
6歳（1995年）
1月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。
2月5日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。
2月18日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。
3月18日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（10戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。
5月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミスマーブルに5馬身の差をつけて4勝目をマークした。
6月18日、中2週で迎えた21戦目は、横山克彦騎手を鞍上に迎えて、坂東太郎賞（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。
7月4日、中1週で迎えた22戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月22日、中6週で迎えた23戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラクリエイトから4馬身差の2着となった。
11月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、井上尊紀騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
12月18日、中2週で迎えた25戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
7歳（1996年）
1月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤナヤに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。
1月26日、中2週で迎えた27戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は横山克彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。
2月4日、連闘で迎えた28戦目は、くろまつ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は井上尊紀騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
2月20日、中1週で迎えた29戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上尊紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月15日、中2週で迎えた30戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスイフトスプラウトに1馬身半の差をつけて制した。
3月27日、中1週で迎えた31戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバセンサーに半馬身の差をつけて7勝目を手にした。
4月18日、中2週で迎えた32戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月5日、中1週で迎えた33戦目は、群馬記念（高崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（6戦4勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。
5月30日、中3週で迎えた34戦目は、尾瀬特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（7戦4勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月28日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は見附正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月12日、中1週で迎えた36戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（8戦4勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。
11月20日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた37戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（9戦4勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビンゴマシンから2馬身差の2着となった。
12月13日、中2週で迎えた38戦目は、甲州特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（10戦4勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。
8歳（1997年）
6月29日、約6か月半の休養明けで迎えた39戦目は、一般A B（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
7月21日、中2週で迎えた40戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のクレストウィナーに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
8月3日、中1週で迎えた41戦目は、赤城山特別（高崎ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で金井正幸騎手（13戦5勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。
8月23日、中2週で迎えた42戦目は、福原好隆騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月14日、中2週で迎えた43戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福原好隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月27日、中1週で迎えた44戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（14戦5勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月17日、中2週で迎えた45戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（15戦5勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月5日、中2週で迎えた46戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（16戦5勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。