ホリバンダイ（1985年生、母シライトクイン）

ホリバンダイ（1985年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したシライトクインが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）高橋ファーム。戦績は、中央平地7戦3勝2着3回、地方3戦0勝2着1回。1989年の武蔵野ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月15日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジンデンボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（1988年）

1月24日、中9週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンボリウォーレンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のウエスタンマサムネに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月28日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の苗場特別（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポタリングに約11馬身の大差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（1989年）

5月13日、約8か月半の休み明けで迎えた5戦目は、武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菅原泰夫騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、5歳以上1400万下の欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったダイナレターにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、タチバナビゼンに交わされて約11馬身差の2着に敗北した。

6歳（1991年）

5月9日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた8戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、一般A（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、知床賞（帯広ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンシヤインミカサから3馬身差の2着となった。

6月20日、中3週で馬体重を前走からさらに17kg減らして迎えた10戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、旭岳賞（旭川ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。