トーセンユニコーン（2007年生、母トーセンサニー）

トーセンユニコーン（2007年2月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋一角獣」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時5歳）と交配したトーセンサニーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方7戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3二三。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

6月28日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

10月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

12月26日、中3週で迎えた5戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に敗れた。

3歳（2010年）

1月30日、中4週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンカリーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスモールアンブレラに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のコパノフルミタマに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月12日、中6週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

8月7日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月25日、中7週で迎えた14戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月14日、中6週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヒシミステリーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中3週で迎えた16戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミサトユウコを半馬身振り切って優勝

4月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモエレシュギョクを3/4馬身振り切って5勝目を収める