クラウンセリトス（1985年生、母タケノアレグロ）

クラウンセリトス（1985年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時16歳）と交配したタケノアレグロが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、地方23戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は合谷喜壮騎手を鞍上に据えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は550kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた2戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアスコットジャガーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5歳（1990年）

3月3日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のキンザンピューマをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月10日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山忠一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山忠一騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

8月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月18日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

6歳（1991年）

5月12日、約9か月の休養明けで迎えた10戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白谷正美騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白谷正美騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったセタノビクトリーから半馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノセイカンに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったイシノセイカンからクビ差の2着に甘んじた。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったジョーヨウクラウンから1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノオーカンから1馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のチェリーエンローズに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般B（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で三浦誠騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウインフイールドに半馬身の差をつけて優勝

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で三浦誠騎手（8戦3勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノオーカンからアタマ差の2着に甘んじた。

12月2日、中1週で迎えた23戦目は、月岡賞（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で三浦誠騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1992年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で三浦誠騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったギンザシキから1馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三浦誠騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三浦誠騎手（12戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた27戦目は、一般B2ロ（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で三浦誠騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で三浦誠騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で三浦誠騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で三浦誠騎手（16戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた31戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で三浦誠騎手（17戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月23日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は17戦連続で三浦誠騎手（18戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。